数ある住宅会社の中で、ハウスメーカーでも設計事務所でもなく工務店に興味を持ったあなた。
「どんな基準で工務店を選んだらいいの？」と思っていませんか？
特色も会社の規模もそれぞれ違うので、悩んでしまいますよね。
選んだ工務店によって、家だけでなく今後の暮らし方にも大きく影響が出てきます。
７個のチェックポイントをご紹介します。工務店を比較するときの参考にしてみてください。
1. 資金計画を作ってもらえること
家づくりには、土地の造成費用や住宅ローンの申請費など、建物以外にもさまざまな費用がかかります。
専門知識が多くわかりにくいので、お金のことを丁寧に説明してくれること。
そして家を建てる費用だけでなく、この先のライフプランまで考えて計画を立ててくれるかを確認してください。
建てたあとの暮らしを大事にしてくれる工務店だと、安心してお任せできます。
2. 土地探しをサポートしてくれる
土地探しから始める場合、ここでつまずく方が多くみえます。
いい土地・悪い土地の見極めは、とても難しいですよね。
「安くていい土地を買えた」と思ったのに、「崖条例などで建てにくい土地だった！」とか、「造成費用にたくさんお金がかかる土地だった！ 」というのは、よくある話です。
土地には法規制があるので、専門知識をもった人に相談すると失敗を防ぐことができます。
工務店と一緒に土地探しをすると、プロの目線で土地に合わせたプランを提案してくれます。
費用面でも、土地と建物のバランスを考えて資金計画に反映できるので安心です。
3. 要望をカタチにする能力がある
コミュニケーションをしっかり取り、要望を聞き取ろうとする姿勢があるかを見てください。はじめから「できない」ではなく、対応できるようプランを考えてくれること。
一方で、「なんでもできます」と言う担当も危険です。メリット・デメリットをしっかりと説明してくれる工務店を探しましょう。担当者を変更してもらうことも一つのやり方です。
4. 構造計算をしている
2020年11月時点の法律では、木造住宅における構造計算は義務付けられていません。構造計算を行っていない工務店が多くあるのも、事実です。
災害が多い昨今、安心・安全な家づくりのためにも構造計算をしているか確認が必要です。
もしもの災害時に、建物が自分や家族を守ってくれる。
そんな耐震性の高い工法を採用している工務店を選んでください。
5. 現場が整理整頓されている
実際に家を建てるのは大工さん、配線は電気屋さん…と、家を１棟建てるために多くの職人さんが関わります。
「どんな施主様が、どんな想いで家を建てるのか」を共有している工務店を選んでください。それができている工務店の現場は、いつ行っても整理整頓されています。
実際に各工務店さんが行っている構造見学会に参加することをおすすめします。
6. 定期点検・保証の制度の有無
引渡後の定期点検や保証について無料か有料か、また、どういったことをしてくれるのか、という点だけでも、契約前に必ず確認してください。
・困った時に対応してくれるのか？
・点検はどのペース（期間）であるのか？
・図面や家のメンテナンス記録をどのように保管しているのか？
定期点検を行う仕組みがある工務店だと、建てた後も安心です。
7. 経営理念の確認
なにより大事なのは、会社のモットーや家づくりに対する想いです。
その会社の代表が、どんな人間性で、どんな想いで立ち上げた会社なのか。また、スタッフが同じベクトルで仕事をしているのか。
一生に一度の家づくりを任せられる人がいる会社なのかをじっくりと見極めてください。
まとめ
ひと言で「工務店」といっても、費用・設計・施工はもちろん、建てた後の対応まで会社によって違います。
「後悔したくない！何を基準に選べばいいか分からない！」と悩んでいるのであれば、チェックポイントを参考にしてください。
気になる工務店には足を運んでみましょう。できれば、いくつか比較することをおすすめします。
きっと良い家づくりをしている工務店が見つかるはずです。